主婦が見た、良いリフォーム業者の見分け方

こんにちは、MDハウスで事務、およびこのWebページを作っています杉本と申します。実は私は最近まで、リフォームや建築業界のことなどまったく知らない普通の主婦でした。

私がここに来る前にこんなことがありました。自宅に、リフォーム業者(いわゆる訪問販売)が訪ねてきてこういいました。「この外壁の一部に浮きが生じていますね。これは施工の欠陥によるものですよ」我が家は築20年の中古住宅で、外壁塗装は購入時にすべて塗り替えられていたのですが、ある一部の壁だけ塗装が浮いているので気になっていた矢先のことでした。私は施工の欠陥と言われ、すっかり浮き足立ってしまいました。

「では近いうちに全部の外壁塗装が浮いてはがれてくるのですか?」私のこの質問に、業者さんは塗装施工の下処理がきちんとされていなかったことを原因にあげ、すべての壁面の処理が同じ状態だろうと説明しました。そして、このままはがれてきたら防水がきかなくなり、サイディングの中に染みて柱が腐ってしまうと…!私は真っ青になりました。

そして、外壁塗装の見積もりを依頼すると、約200万の費用が必要でした。業者さんは早くしないと大変なことになるとけしかけます。うーん…うーん…でもいきなり200万はちょっと厳しい。

とりあえず後日返事ということにして、夫とも相談しましたが、リフォームの事は専門家でもなければ判断がつかないのが一般消費者のつらいところです。そこで私は、近所に昔からある「○○塗装店」に飛び込みで訪問し、相談してみました。するとそこの社長は「まずは現場を見ましょうか」とすぐに訪問してくれました。そして現場を見るなり「ああ、これはここだけの現象です。大丈夫ですよ。全部はがれてくるなんてことないです。」とおっしゃったのです!

社長いわく、たとえ塗装がはがれてもサイディングの中に水がしみるなんてことはあり得ないし、その業者は契約が取りたかっただけだろうとのことでした。そしておまけに、社長はすぐ従業員を呼んで塗装剤を持ってこさせ、浮いている塗装部分を目の前であっという間に補修してくださったのです!なんと“無料”で!!もうびっくりです! 200万が無料ですよ!?

この時修理していただいた外壁は、数年たった今もきれいなまま。危うく不要なリフォームに大金を払うところでした。この件以来、私はすっかりリフォーム業者というものに不信感をもってしまいました。

その後私がこの業界で仕事をするようになってから、いろいろなことが分かってきました。リフォーム業界は決して悪徳業者だらけではありません。むしろほとんどの業者は顧客のことを第一に考え、誠実に施工にあたっています。にもかかわらず、一部の悪徳業者によってずいぶんイメージが悪くなってしまっているのです。

そこで、主婦である私の目から見た「良いリフォーム業者を見分けるポイント」をお伝えさせていただきます。

  • ❶なるべく家の近くに事務所があり、何かあったらすぐに見に来てくれるということ

    (前述のリフォーム業者はずいぶん遠くから営業にこられていました)

  • ❷営業担当者と技術担当者が同じであること

    (営業と技術者が違う場合は、営業に知識がなく口先だけで契約を取ろうとする場合があります)

  • ❸WEBページに顔写真を載せていること

    (悪いことをしようとする人は顔を隠したがります)

この3つです。

また、訪問販売業者はすべてがダメというわけではないようですが、信頼できる業者は口コミの顧客が多く、飛び込みで営業をする必要がないのも特徴の一つです。
また当然ですが、工事にも適正価格が存在します。よって、極端に高い・極端に安い・(期間限定特価とか理由をつけて)大幅に値引きをする等も信用できません。

一主婦として、高価になりがちなリフォームを発注する不安はよくわかっているつもりです。このページを熟読してくださった方もそういう不安を解消したいと思っておられることでしょう。ぜひ上記のポイントを頭に入れて、よいリフォームをなさってくださいね!